インプラント治療について

専門医による安全で正しいインプラント治療

 

第一の目的は咬む能力の回復です。それは、インプラントだけがその目的を果たせる唯一の手段ではなくあらゆる選択肢の中から患者さん自身に選んでもらっています。
同様に第一に安全・安心のインプラント手術であるべきです。その基礎には理論と手術手技があるべきだと考えます。
常に最新の情報とエビデンス(学問的根拠)に則った手術を行うために、毎年インプラント発祥の地・イエテボリ大学・顎顔面外科学教室での手術に立ち会い、ハンドオンで手技を教授して頂いて、その手技を検証し、主任教授とのディスカッションを行っています。
世界最大のヨーロッパ・インプラント学会(EAO)へ毎年出席・参加するのも、最新の理論とエビデンス収集が目的でもあります。

治療の方法として

下記のようにあらゆるケースに対応して最適な施術を行っております。

  • スプリットクレスト
    ※水平的に骨量がない場合用いる
  • サイナス・リフト
    ※上顎に手術を行う場合、臼歯部において垂直的骨量が無い場合上顎洞に骨を作る方法
  • ラテラル・ウインドウ・テクニック
    ※上顎洞の横からアクセスして骨を作る手技
  • ソケット・リフト・テクニック
    ※歯の植立していた部分から上顎洞に垂直的に骨を作る手技
  • GBRguided bone regeneration method(骨再生誘導療法)
    ※垂直、水平的に骨造成を行う場合GBR膜と人工骨を使って新生骨を創る、大量に創る場合GBR膜の代わりにチタンメッシュの網を使って行うこともある
  • ブロック骨移植
    ※垂直、水平的に骨を創る場合、自分の顎骨内で採取できる骨量がある場合に用いる

Q&A

「インプラント治療」って何ですか?

純チタンで作られた人工の歯根をあごの骨に埋め込むことで自分の歯と同じように咬むことができるようにする治療です。

インプラント治療後は、以前の自分の歯と同じように噛むことができますか?

天然の歯と変わらないほどの噛む機能が得られます。
自分自身の歯でないと食べることができなかった固いものも以前のように食べることができます。

どのような手術をするのですか?また手術時間は?

抜歯する時と同じような麻酔をします。それから、歯肉を開いてあごの骨の状態を直接確認します。次に専用の機材を使い骨に穴をあけて、そこにインプラントを埋め込みます。大手術のように感じられますが、骨が十分ある場合は、1本25分程度で終わります。

その手術は痛いですか?腫れますか?

手術は麻酔をしておこないますから手術中に痛みはありません。
また、麻酔はインプラントを埋め込む部分にだけ行う局所麻酔です。術後の痛みや腫れも歯を抜く程度と同じでほとんどありません。
お帰りの際痛み止めのお薬をお出ししますが「痛み止めは飲まなくても大丈夫だった」と言う方がほとんどです。また、この麻酔で手術が痛くないことを無痛手術と言われている歯科医院もあります。しかし手術の器具の音や雰囲気が感じ取られて怖かったと言われる方もおられます。当院では経口薬を使って眠っている間に手術ができるようにしています。ですから、痛みはもちろん、手術中の音等も全く感じないうちに終了します。これもスウェーデンの研修で身に付けた方法ですが、少しずつ取り入れる医院も増えています。

「全身麻酔で手術をおこなう」と聞いたことがあるのですが?

インプラント手術のみでは、たとえ総入れ歯の時のように入れるインプラントの本数が多くても局所麻酔のみで十分効果がありますから全身麻酔の必要性はありません。しかし、顔の全体を清潔布で覆って表情が確認できませんので、全身麻酔時と同じような全身状態のモニター(心電図・脈拍・血圧・動脈血酸素飽和度・心拍等)を設置することは最低限の必要な準備です。

入院することはありますか?

インプラント手術は、抜歯の時のように局所麻酔で行う程度です。
基本的には入院の必要はありません。

インプラント治療は誰でも受けられますか?

お口の状態や健康状態によって判断されます。
年齢の上限はありませんが、骨の成長が終了した20歳ぐらいから治療を受けることができます。私の医院でインプラントを施術した最高齢は86歳の方です。また、あごの骨がやせ細っている方は、人工の骨材料を使用し、骨をつくることができます。担当の先生とご相談されるといいでしょう。

手術に失敗することはないのですか?

世界的に見ても現在のインプラント・システムで97%の成功が報告されています。
実際のところ、私の医院での冠装着後の治療成功率も99%を上まわっています。

治療期間はどのくらいですか?

手術後、インプラントが骨と結合するまでの期間は、下あごで3カ月、上あごで4カ月~6カ月です。その後型とりして歯をつくっていきます。回数だけですと、4回~5回になります。

歯槽膿漏や糖尿病でもインプラント治療はできますか?

歯槽膿漏の場合は、事前に歯槽膿漏の治療をしてから、インプラント手術をおこなうことになります。
糖尿病の場合は、主治医の意見をお聞きし、血糖値のコントロール状態を確認してからの手術になります。どちらも、条件が整えば手術可能です。担当の先生とよくご相談ください。

インプラント治療が出来ない場合がありますか?

年齢的にはあごの骨が完成する20歳前後から普通の健康状態の方であれば誰でも治療を受けることができます。
ただし、お口の衛生状態が極端に悪い方、骨量や骨密度が極端に少ない方、心臓病、糖尿病などの全身疾患をコントロール出来ていない方、
妊娠中に方などは制限される場合があります。

治療の間、歯が無いところはどうしますか?

インプラントを入れた両となりに歯があれば仮歯を接着して入れたり、歯がなければ入れ歯で仮歯を入れたりすることができます。

インプラントは何年ぐらい持ちますか?

定期的なメンテナンス・お口のケアを行っている方の、手術後10年の生存率が99%以上です。
大切なのはお口の手入れと定期検診です。お口の衛生状態が悪いと寿命が短くなる場合もあります。 先生や歯科衛生士の指導に従い、正しい歯ブラシを行い、お口の中を清潔に保つように心がけて下さい。私の医院では84歳の女性で術後22年が最長記録です。毎月40分かけてバイクで定期検診にお見えになっていましたが、75歳過ぎてからはタクシーでお見えになり、80歳からは半年ごとにお見えになっています。
長くもたすには患者さんの努力も必要です。

インプラントの手入れはどうすればいいですか?

長持ちさせるためには、定期的な検診と正しいケアを行ってください。
そして、最も重要なことは毎日のお手入れです。指導された正しいブラッシング方法で磨き、1~3か月に一度は必ず定期検診を受けて下さい。定期検診では、ブラッシング指導や磨き残しのクリーニング、歯ぐきとかみ合わせのチェックなど行い、快適な口腔内環境が維持できるようにします。私の医院では、ほとんどの方が1カ月に一度、インプラントや他の自分の歯をふくめた、お口全体のケアにお見えになり、かみ合わせのチェックや磨き残しのクリーニング、ブラシの当て方の指導、歯ぐきのチェック等を行っています。

治療費はどのくらいかかりますか?

インプラント治療は自費診療ですので健康保険は効きません。
使用するインプラントの本数や、上に装着する人工歯の種類、症例の難易度によって手術オプションが入り費用は異なります。事前に先生とよく相談してください。

インプラントを入れてもMRIは大丈夫ですか?

原則インプラントは磁石に反応しませんので問題はありません。
MRIのメーカーでもインプラントの安全試験をおこなっております。MRI担当の放射線技師に確認してください。

インプラントの保証期間はありますか?

当院の保証期間は5年です。
前述したように定期的なケア、検診を続けていただければ、最低でも10年、あるいはそれ以上20年と機能しています。今まで失ったご自身の歯を考えて、インプラントの部分を含めたお口全体のケアに十分にとりくまれることを望みます。

コメントは受け付けていません。