顎関節症の治療

  • 顎関節症とは
  • 顎関節症の診断
  • 1患者さんの声

人体は呼吸・視力・聴力=咬合(かみ合わせ)の順で優位を保っています。舌と頚椎の関係が、顎、歯牙により規制され、側頭骨の中の三半規管にも影響を与えます。
もし頭痛や肩こりなど、患者さんが訴えている身体の痛みの原因が他科で分からなかった場合、簡単なTEST(飴玉テスト)を行ってみて、「改善」「増悪」などの変化(増悪の場合は、逆の反応)があれば、口腔のアプローチで改善を見ることがあります。


自宅においては“あめ玉”を利用してテストします。症状の程度によりあめ玉の大きさは変わりますが、約直径2~3cmのものを舌の下に入れます。

腰  痛 痛んでいるのが例えば右側の腰なら、右舌下にあめ玉を入れて10回ぐらい速くカチカチと歯を合わせます。
首・肩の痛み 痛い方の反対側の舌の下にあめ玉を入れて、同じように10回ぐらい速くカチカチと歯を合わせます。

歯を速く合わせることで、今までの筋の反射が遮断され、新しい状態になります。
表面の筋のアンバランスによる痛みの発現が高頻度で起こっていますから、右の腰だと、左肩→右首→アゴは左にずれている場合が多く、右へ戻すために右下の舌の下にあめ玉を入れます。
途中、たとえば背中が痛い場合なら、腰、肩どちらに近いかで判断します。
(左右痛かったりすると上顎とのかね合わせが出てきて複雑になってきます)

尚、痛みが少なくなったり無くなったり(消退・消失)せずに増悪した場合も、反応があったということで、やったことが逆だったということになります。

この時も、オルソパントモグラフィー、顎機能診断 バイオパック(「顎関節症の診断」参照)による診断のもと、スプリント療法を行います。
スプリント療法は、ご自身の歯に合わせたスプリント(プラスチック)を作成し、顎の位置を少しずつ正しい位置に戻していくことで、症状の消失を図ります。
この療法は、使用時間・使用方法に注意が必要です。
今までこのようなスプリント療法で変化がなかったり、使用後のトラブルがあったりした場合は、これらの注意を怠ったためと思われます。

人の口腔内には、歯以外に舌と粘膜、筋肉が当然あります。そのバランスが狂ってしまうことで、
顎⇔頚椎⇔首⇔肩⇔腰
と、次々に狂いが生じてきます。

この口腔内バランスの修正を一時的なものにしない為に、「なぜ顎関節がずれたのか」というような根本的な原因を探って処置を施し、この狂いを完全に遮断します。歯牙のそれも治療されている所を再処置することで、体のひずみをとっていきます。

ここで重要なのは、そもそもの歯の生え方が問題の場合がありますから、もし、何も処置をされていない天然の歯であっても、自分の体にあっているとは誰も言えない、わからないということです。
まず仮歯(詰め物)を入れて少しずつ調節していき、全身のバランスがとれた状態を回復します。

コメントは受け付けていません。